頭皮 乾燥 対策
頭皮 乾燥 対策
頭皮の乾燥にはどのようなケアが必要?
頭皮は顔の一部。そして、皮膚の一部でとてもデリケートです。肌を保湿するように、頭皮もしっかり保湿してくれる製品でケアをしましょう。
また、頭皮が乾燥する方は、髪の毛もパサつきがちです。頭皮と髪の両方をケアできる製品のご使用をおすすめします。
他にも、季節による湿度の違いや過度な洗髪も乾燥を招く原因となりますので、適切なケアを心がけましょう。
・かゆみの原因
頭皮が乾燥すると、水分が抜けやすくなり、皮膚のバリア機能が失われます。それによって、外部からの刺激を感じやすくなり、頭皮に炎症が生じるため、かゆみが起こりやすくなります。
・冬は頭皮が乾燥する要因が多い
頭皮は毛穴が多いため、額やほほに比べて水分保持機能やバリア機能が弱く乾燥しやすい部位です。冬になると気温が低くなり、空気が乾燥するので、他の部位と同様に外気の影響を受けやすくなります。
さらに、冬になるとドライヤーを長時間使う機会が増えますので、さらに乾燥が進み症状を悪化させる要因となります。
また、髪の毛が乾燥によりパサつくため、保湿力の高いトリートメント等を使用する機会が多くなり、すすぎ残しによる刺激が要因になることも多いようです。
・間違った冬のシャンプーのやり方
頭皮は皮脂腺が多く、顔と比較しても皮脂量が顔のTゾーンの2倍以上と言われています。一方、冬の方が皮脂量が多くなることはあまり知られていません。
朝も髪のセットのために洗ったり、夏と同様、汗や汚れが少ないのに洗うことで、より乾燥は進行します。
シャンプーのしずぎは頭皮を乾燥させ、皮膚を保護するために過剰な皮脂分泌が起こります。また、冬は汗をあまりかかないので、皮脂がサラサラしていません。
その過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、頭皮環境を悪化させてしまうのです。
・フケが増えてきたら要注意
通常ある程度のフケが生じるのは生理現象なので心配はないのですが、炎症によって新陳代謝が過度に速まり大量に発生します。冬にフケが多くなったときは、炎症を起こしているかもしれません。
・入浴時のすすぎをしっかりする
頭皮が乾燥してバリア機能が弱っていると、ちょっとした刺激で炎症がひどくなり、かゆみが生じる場合があります。
シャンプーやリンスはきちんと洗い流し、頭皮に刺激とならないように注意しましょう。
また、過度のシャンプーは頭皮の乾燥をさらに悪化させ、頭皮が刺激を受けやすくなってしまうので、症状がある時は控えめにしてください。
・ドライヤーは短時間で行う
ドライヤーの熱も頭皮にダメージを起こします。髪をドライヤーで乾かす時は、タオルドライをしっかり行い、できるだけ短時間で済ませるよう工夫しましょう。
・保湿用ローション等で保湿する
お肌と同様に、乾燥している部位に保湿剤を塗るのも良いでしょう。頭皮用として謳っているものもありますので、症状に合わせてお使いください。
頭皮や髪にも、スキンクリームやハンドクリームを使えることをご存じでしょうか。ヘアオイルやヘアクリームが無い場合には、これらのクリームで代用することができます。
ここでは、スキンクリームやハンドクリームの効果や使い方などについてご紹介します。
・スキンクリームの効果と使用時の注意点
スキンクリームには、肌に必要な水分や皮脂を蒸発させないようにする効果があるとされています。頭皮や髪に使用しても問題ない製品は多く見られ、肌に使用した場合と同様の効果を期待することができます。
乾燥対策としてスキンクリームを使用するのであれば、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドが含まれているクリームを選ぶとよいでしょう。
コラーゲンやヒアルロン酸には保湿効果があり、セラミドには細胞同士をつなぎ合わせる効果があるとされています。
スキンクリームはベタつきの原因になってしまうことがあるため、使用時には量に注意する必要があります。指先でスキンクリームを軽くすくい、少量ずつ頭部や髪に使用するようにしましょう。
・ハンドクリームの効果と効果的な使い方
ハンドクリームの成分は全体的にスキンクリームと似ているため、ハンドクリームを使用しても頭皮や髪の乾燥を防ぐことにつながります。
ただし、ハンドクリームもベタつきの原因になってしまうことがあるため、頭皮や髪に使用する場合には、手触りがサラっとしている製品を選ぶようにしましょう。
ハンドクリームは、アウトバストリートメントのように使用することができます。髪のダメージや乾燥が気になる方は、お風呂に入った後にハンドクリームを頭皮や髪に使用してみましょう。
また、お風呂の前にハンドクリームを髪に塗り、数分間放置してから洗髪すると、さらに高い効果を期待できます。
・敏感肌の方にも向いているヘアケア法です
スキンクリームやハンドクリームを使ったヘアケア法は、敏感肌の人にも向いています。肌の刺激物となる成分が少ないため、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の人でも、比較的安心して使用することができます。
また、ほかにも頭皮が炎症を起こしている方、ニキビができている方などにも、スキンクリームやハンドクリームでのヘアケアは効果的です。
炎症やニキビに効果のあるクリームも見られるため、頭皮の肌トラブルに悩んでいる方は、スキンクリームやハンドクリームを試してみましょう。
・髪・頭皮に使用する場合には、成分に着目しましょう
製品によって、スキンクリームやハンドクリームに含まれている成分は異なります。髪や頭皮の乾燥対策として使用する場合には、保湿力の高い成分に目を向けて、製品を選ぶようにしましょう。
また、敏感肌やアレルギーを持っている方などは、含まれている「アレルゲン」にも注意することが大切です。
製品に記載されている成分表をしっかりとチェックし、自分の体質に合ったものを選びましょう。
ヘアクリームやヘアオイルを持っていない場合でも、スキンクリームやハンドクリームがあれば、日常的にしっかりとしたヘアケアを行うことができます。
サラっとした手触りのクリームを持っている方は、積極的に試してみましょう。